探求者のためのサプリメント日記

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成人を対象に 500 mg のアムラ エキスを、12 週にわたり摂取し、採血したという研究報告。

心血管系のリスクファクターを有すると思われる成人に対し、安全に、有益な効果をもたらす可能性がある、と報告しています。


Supplementation of a standardized extract from Phyllanthus emblica improves cardiovascular risk factors and platelet aggregation in overweight/class-1 obese adults.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25756303/


この実験報告では、つぎの可能性が示されています。

アムラエキスは

・悪玉コレステロールを下げる。

・いわゆる血管年齢を守る。

・血栓の形成を防ぐことを助ける。

あくまで、その可能性です。


では、アムラエキスをサプリメントで食す際のご注意をひとつ。

さきほどの論文で使われたアムラエキスは、メイプロインダストリーズ社が供給する「CAPROS」という商品。

CAPROS(商標)は、ポリフェノール 60%以上に規格化されたアムラエキスです。

したがって、さきの論文はこう言い換えることができます。

この点、かなり重要です。

成人を対象に、500mg のアムラエキス、

言い換えますと、

300mg( = 500mg × 60% ) のアムラ由来ポリフェノールを、12週間に渡り摂取した


アムラエキスを選ぶ際には、ポリフェノールがどれだけ含まれているか?

1日にどれくらいのアムラ由来ポリフェノールをとればよいのか?

繰り返しになりますが、その点こそ、重要です。

食事がかたよりがちで、ストレスにさいなまれている方は、

アムラ由来ポリフェノールを1日 300mg。

これを12週間以上。

健やかな毎日のためのに。

TORCH アムラ





新年あけましておめでとうざいます。

旧年中は、弊社キロン製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。




昨年末、CONCENT ver.6 を発売いたしました。

ver.5との違いでございます。

・ビンカマイナーエキスから、イチョウ葉エキスへと変更いたしました。

この2021年より、ビンカマイナーエキスが医薬品へと移行します。

そのためサプリメントでの販売ができなくなります。
(個人輸入はその限りではございません)

そこで昨年中、ビンカマイナーエキスに替わるさまざまな原料配合を試しました。

新ヴァージョンで目指したことは

1、ストレス防衛力を保ちながら、頭の健康をより守ること。

2、CONCENTの効力が薄れたとき、気分の落ち込み感を、より改善すること。


結果、イチョウ葉エキスを用い、

その分量は、2カプセル中、20mg の配合とする。

これによって、イチョウ葉エキスのスマートな効力を得ることができます。

さらに、気分の落ち込み感を、より改善できたかと思います。



ver.5 に比べますと、気分のもち上り感は、いくらかマイルドになります。

しかし「後味」、すなわち、効力が薄れたあと、
のこる疲労感は、より軽減できたのではないかと思います。


目安でございますが、

CONCENT ver.6

1カプセルはマイルド

2カプセルはノーマル

3カプセルはストロング

そのような使い分けなど、いかがでございましょう。


時代は、激流でございます。

皆さまの不屈の精神のお供に、CONCENT ver.6、ぜひ、ご活用くださいませ。

本年のお客さまのいっそうのご活躍を、心より、お祈り申し上げます。

キロン株式会社
代表 荒井伸一

アマゾン用 ver.6 中路さんバナー

ご質問でもっとも多いものが、

「ホスファチジルセリンとは、どのようなものか?」

というものです。


そこでサプリメントマニアより(弊社より)

ホスファチジルセリンについて、ご説明申し上げます。


ホスファチジルセリンは、細胞膜を構成するリン脂質のひとつです。

人間の細胞はすべてこの脂質を含んでおります。

また、生存に必要な機能は、このホスファチジルセリンに頼っていると言うことができます。


具体的には

・生命活動のエネルギーの産生 (ATP産生)


・生命機能を保つためのイオンのホメオスタシス機能


・細胞レベルでの活性化や不活性化

にホスファチジルセリンが必要です。


ホスファチジルセリンは、とくに、ニューロンやシナプスの膜に多く存在します。[1]

アセチルコリンやドーパミン、ノルアドレナリンといった神経伝達物質の放出や、シグナル伝達に関与しています。[2,3,4,5] 


ホスファチジルセリンの脳への有益性について、科学的な研究は、次の効果を報告しています。

・記憶力の改善作用
・神経保護作用
・抗ストレス作用
・抗うつ作用


では、実際の研究論文をご紹介してみます。

平均年齢20.4歳の健常人を対象にしたイチョウ葉エキスとホスファチジルセリンとの組み合わせを調査したものです。


実験を行った組み合わせは、次の三つです。


1) イチョウ葉エキス120㎎ を単体で摂取した場合。

2) イチョウ葉エキス120㎎ とホスファチジルセリン (PS) 360㎎ を同時に摂取した場合。

3) イチョウ葉エキス120㎎ とホスファチジルコリン (PC) 360㎎ を同時に摂取した場合。


その三パターンで、一定時間後に、


「注意力のスピード」

「注意力の正確性」 

「記憶力のスピード」

「記憶の正確性」

「二次記憶」

「ワーキングメモリー」 を調べています。


結果

2) の イチョウ葉エキスとホスファチジルセリン の組み合わせが、もっとも効果の高い組み合わせであった。


・「注意力のスピード」 においては

イチョウ葉エキス単独の 1)  と、

イチョウ葉エキスとホスファチジルコリンの 3)  が、2.5時間後まで有意に速くなった。


イチョウ葉エキスとホスファチジルセリンの同時摂取 2)  は、さらに、6時間後においても有意に速い。


イチョウ葉エキスとホスファチジルセリンの 2)は、注意力のスピードにおいて、相性が良いといえるようです。


・「注意力の正確性」 では

イチョウ葉エキスとホスファチジルセリン  2) の組み合わせに有意な改善がみられた。

・ 「記憶のスピード」 では

イチョウ葉エキスとホスファチジルコリン 3) が4時間後に逆に【遅くなった】が、

しかし、イチョウ葉エキスとホスファチジルセリン 2) は、

摂取1時間から6時間後のすべてで有意に改善した。[6]


脳のパフォーマンスのためには、ホスファチジルセリンとイチョウ葉エキスは、併せて摂るほうが良い、と思われます。




また、ホスファチジルセリンは、記憶力のパフォーマンスに有益と言えそうです。

下記エビデンスが、その説明になるかと思います。


ホスファチジルセリンは、

①アセチルコリン作動性シナプス機能の活性化 [7] 

②シグナル伝達系への効果 [8] [9]

そして神経保護作用も有しています。


たとえば、こんなエビデンスはいかがでしょう。

スナネズミにホスファチジルセリン (200mg/kg,5日間)  をあらかじめ投与してから、

一過性脳虚血処理して10日後に、

海馬CA1領域  (記憶には重要な領域です)  のニューロンへの効果を調べた。
 
するとホスファチジルセリン投与群は、プラセボ群に比べ、ニューロンへのダメージが軽減されていた。[10]




あるいは、

虚血で過度の炎症を起こした脳組織に対し (免疫細胞が正常組織を攻撃するケース)、 

ホスファチジルセリンはその炎症を抑制する働きをしています。[13]
 



ホスファチジルセリンは、神経成長因子受容体数を増加させるかもしれません。

神経成長因子 (Nerve growth factor: NGF)  とは、

神経発達をうながし、抗酸化機能をはたらかせるタンパク質です。[14] 


その働きは、NGF受容体 (海馬や大脳皮質のニューロンの表面に存在しています) に、

神経成長因子(NGF)が結合することで起こります。


ただし、

NGF受容体数は、加齢に伴い減少することが分かっています。


ラットの実験においてホスファチジルセリンは、NGF容体数を増加させています。[15]  


これが何を意味するかというと、ニューロンの抗老化作用です。(繰り返しますがラットの実験です)


また、その論文には次の記述も見られます。


加齢によってニューロンの樹状突起のスパインの密度、ニューロンの数、大きさは減少してゆきますが、

老齢ネズミにホスファチジルセリンを (50mg/kg,24か月間)  を投与した結果では、

そのような減少は認められなかった。[15]




ホスファチジルセリンの抗ストレス作用も見逃すことはできません。

ストレスを受けると体内では、コルチゾールが産生されます。

このホルモンの受容体は、脳 (とくに海馬) と腹部に多いことが知られています。

ストレスは心拍数を上昇させ、思考をめぐらせ、腹にはたっぷりと脂肪をためこませます。

コルチゾールの誘導も、その一因です。

過剰なコルチゾールの産生は、ニューロンも害します。

コルチゾールが海馬ニューロンの受容体を過剰に刺激し、

ニューロンの「興奮毒性死」 を招くからです。

 
「興奮毒性死」とは、

カルシウムイオンが細胞内に過剰流入することで、

ニューロンが過活動を起こし死に至るというメカニズムです。

しかし、ホスファチジルセリンは、コルチゾールの過剰産生を抑制するようです。


ウェイトトレーニングで、オーバートレーニングになった健常男性にホスファチジルセリンを (800㎎ /日) を摂取したところ、

コルチゾール発生メカニズムである視床下部-下垂体-副腎系に変化をもたらし、コルチゾール産生を低下させた。[16,17,18]


(ちなみに、ニューロンの興奮毒性死に対しては、高麗人参エキスに含まれる有用成分も有益です。その有用成分は、ニューロンのカルシウムイオンチャンネルに直接作用し、興奮毒性死を抑える、というエビデンスがあります。ご参考まで)




ホスファチジルセリンは、感情改善作用も有しているようです。

不安障害やうつ症状の改善し[20]、

幸福感や社交能力の上昇が認められた。[16,19,20,21]




ところで、脳に有益といわれるサプリメントに対する根本的な疑問は、その物質はほんとうに脳内に届くのか? というものです。

ホスファチジルセリンは、経口摂取においても、脳内移行性が認められています。[10]




では最後に

ホスファチジルセリンは、どのくらいの量を摂れば良いのでしょうか?


健常人は、一日100㎎ 以上の摂取が有効です。[22]



【結論】

脳の健康には、ホスファチジルセリン100㎎ を毎日摂ることが良いかもしれません。

多忙な方や受験生、頭脳労働者は、そこにイチョウ葉エキス120㎎ を加えて摂っても良いのではないでしょうか。


【注意点】

実は、サプリメント原料としてのホスファチジルセリンは、かなり高価です。

製造するのに手間がかかるためです。

大豆に含まれる「レシチン」をまず抽出し、

その「レシチン」に数パーセントしか含まれていないホスファチジルセリンを、さらに抽出する。

この工程がかなりの手間であり、したがってコスト高となってしまいます。


ですので、サプリメントとしての「ホスファチジル製品価格」も、

分量の多さに比例して、高価にならざるを得ません。

もちろん、分量が少なければ、販売価格を安くすることも可能です。

このシンプルな「市場原理」を、どうぞ含みおきください。

製品価格が安い、すなわち、含有量が少ない。


そこでホスファチジルセリンをサプリメントで求める場合、

【ホスファチジルセリン】の【実際の分量】を、

注意深く確かめることがあっても良いかと思います。


ここは大切なところなので繰り返しますが、

【ホスファチジルセリン】として、どのくらい入っているか?


率直に申し上げるなら、

【実際の分量】と【広告に書かれた分量】との間には【差】がないか、

を確かめることがあっても良いかな、ということです。


WEB上の商品説明を確認するだけでは、正確な分量を知ることはできないかもしれません。

(これはどんなサプリメント製品にも言えることです)

なぜならば、WEB上の説明文は、書き換えることもむずかしくなく、

しかも、たとえもし “実際とはちがった分量” をWEB上の商品説明に書いてしまっても、

法による罰則を受けにくいです。

ですから、少なくとも法の支配下にある【商品ラベル】を確認することが、より望ましいです。


では、商品ラベルに「ホスファチジルセリン〇〇mg」と書かれていない場合はどうするかといいますと、

メーカーに電話をかけ、

「『ホスファチジルセリン』としてどのくらいの分量が入っているか?」

と尋ねたほうが良いと思います。


探求者の皆さまのいっそうのご活躍を、心より、お祈り申し上げます。


[1] Kidd PM. 1999. A review of nutrients and botanical in the integrative management of cognitive dysfunction. Altern Med Rev 4:38-43
[2] Bruni A,Toffano G.1982. Lysophophatidylserine, a short-lived intermediate with plasma membrane regulatory properties. Pharmaco Res Commun 14(6):469-484
[3] Yoshimura T, Sone S. 1990 Role of phosphatidylserine in membrane actions of tumor necrosis factor and interfoerons alpha and gamma. Biochem Int 20(4):697-705
[4] Cohen SA,Mueller WE.1992. Age related alterations in the mouse forebrain:partial restoration by chronic phosphatidylserine treatment. Brain Res 584: 174-180
[5] Moynagh PN, Williams DC.1992. Stabilization of the peripheral-type benzodiazepine acceptor by specific phospholipids. Biochem Pharmacol 43(9): 1939-1945
[6] D.O.Kennedy, C.F Haskell, P.L Mauri, A.B Scholey.2007. Acute cognitive effects of standardized Ginkgo biliba extract conplexed with phosphatidylserine. Hum.Psychopharmacol Clin Exp 2007 ;22:199-210
[7] Pedata F et.al. 1985. Phosphatidylserine increases acetylcholine release from cortical slices in aged rats. Neurobiol Aging 6(4): 337-339
[8] Benowitz LI et.al. 2000. “GAP-43:an intrinsic determinant of neuronal development and plasticity”. Trends Neurosci 20(2):84-91
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[10] 酒井 正士, 加藤 豪人. 2010. 大豆ホスファチジルセリンの脳機能改善効果 Anti-aging Science 2(2): 57-61
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